実家はいくらで売れる?個人情報なしで相場を調べる方法
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実家をすぐ売る予定はなくても、「今ならいくらくらいになるのだろう」と気になることがあります。ただ、相場を少し見たいだけの段階で、査定サイトに氏名、電話番号、メールアドレス、詳しい住所まで入力するのはためらいます。
そこで、最初の下調べでは個人情報を渡さず、公的な土地価格から大まかな相場をつかむ方法があります。正確な売却価格を出す方法ではありませんが、不動産会社へ相談する前の基準は作れます。
作ったきっかけはSNSの不動産広告
XなどのSNSを見ていると、通常の投稿と区別しにくい不動産広告を開いてしまうことがあります。「個人情報なしで相場が分かる」と書かれたページでも、土地や建物の条件を何段階も入力した最後に、結果表示のためとして電話番号を求められることがありました。
最初から連絡先が必要だと分かっていれば判断できます。しかし、結果が出ると思って入力を進めた最後に求められると、それまで入力した時間もあり、断りにくくなります。
相場を知ることと、不動産会社へ査定を依頼することは別にしたい。それが、連絡先を入力せずに使える「あの家いくら?」を作ったきっかけです。
最初に知りたいのは査定額より桁感
売却を決めていない段階で知りたいのは、1万円単位の査定額ではありません。
- 土地だけで数百万円なのか、数千万円なのか
- 建物の価値をどこまで見込めそうか
- 住宅ローンや税を含めると、どのくらいの規模になるのか
- 本格的に調べる価値がありそうか
この桁感が分かれば、家族へ相談するときにも話を始めやすくなります。
個人情報なしで確認できる公的データ
土地の相場を見る入口として使えるのが、国土交通省の不動産情報ライブラリです。
主に参考になるのは次の2種類です。
- 地価公示・都道府県地価調査: 標準地や基準地の1㎡あたりの価格
- 不動産取引価格情報: 周辺で実際に行われた取引の価格
実家そのものの査定額が載っているわけではありません。近い地点の㎡単価を土地面積に掛けることで、土地価格の大まかな目安を作ります。
地図から実家周辺の土地相場を調べる
個人情報なしで土地相場を調べる「あの家いくら?」では、地図で地点を選ぶと、近くの地価公示・都道府県地価調査を表示します。近くに対象地点がない場合は、周辺の不動産取引価格から㎡単価の中央値を推計します。結果を見る途中や最後にも、氏名、電話番号、メールアドレスの入力はありません。
使い方は次の流れです。
- 地図で実家の近くを選ぶ
- 表示された㎡単価・坪単価とデータ年を確認する
- 土地面積を実家の条件に合わせる
- 古家なら「古家(土地のみ)」を選ぶ
- 建物も含めて見たい場合は、構造と築年数を調整する
入力した条件はブラウザ内に保存され、氏名や連絡先の登録はありません。
公的データだけでは分からないこと
実際の売却価格は、土地面積と周辺相場だけでは決まりません。
- 道路への接し方と間口
- 土地の形や高低差
- 建物の状態、修繕履歴、再利用できるか
- 境界や権利関係
- 地域の需要と売却時期
- 仲介で売るか、業者に買い取ってもらうか
そのため、地図ツールで表示した金額は正式な査定額ではありません。自分で相場を調べる段階と、売却を具体化して査定を頼む段階を分けるのが使い方です。
相場を見たあとの進め方
大まかな土地相場を見て、売却や相続の話を進める可能性が出てきたら、次に登記情報、固定資産税の課税明細、土地面積、築年数などを確認します。この情報がそろうと、不動産会社へ相談するときも条件の行き違いが少なくなります。
まだ検討段階なら、公的データで桁感をつかむところまでで十分です。実家を売ると決める前に、家族で共有できる基準を一つ作ることが最初の目的です。